天竜川花火大会でドローン飛行許可申請した:矢野事務所

天竜川花火大会でドローン飛行許可申請した:矢野事務所

 

花火大会会場から天竜川を隔てて450KM離れた場所での飛行でしたが、飛行許可申請は難航しました。

この場所で事故にならずに運航できるかは、条件によって変わります。

飛行条件を確認する

全体の俯瞰図

川を隔てて、これだけ離れていて、安全面にはさほど心配はない飛行場所と考えていましたが、航空局からは多くの補正指示が出ました。

もともと「催し上空」は審査が非常に厳しいのですが、その「催し」でしかも「夜間」となると、当局もかなりナーバスです。

会場の見取図

飛行経路図

安全管理

何度も補正指示を受けて最終的に許可を受けた安全管理策は次のようなものでした。

安全管理

飛行経路一帯は畑地帯と森林であり第三者の立入りの可能性は非常に低いが、以下の安全管理を行う。
①【立入禁止区画】
飛行経路(高度100m未満)の外周より100m以内を立入禁止区画とする。
②【住⺠への事前周知】
立入禁止区画内の⺠家には事前に周知し、飛行中は可能な限り家屋内又は立入禁止区画の外にいることを要請する。
③【視界の確保と補助者配置】
飛行経路下一帯を車のヘッドライトで照射し視界や見通しを確保した上で、飛行経路の直下及びその周辺に第三者が立ち入らないよう注意喚起する補助者を、飛行経路の中間地点に配置する。
④【道路の立入規制】
立入禁止区内の住⺠が飛行中に禁止区内の道路を使⽤する場合は事前に補助者や操縦者等に連絡するよう周知しておく。
⑤【立入禁止区画進入時の対応】
補助者及び操縦者は④の場合及び区画内の道路等に車や人の通行を確認した場合には、注意を呼びかけ立入制限するか直ちに飛行を中止する。

独自マニュアル

飛行マニュアルは航空局標準マニュアル02をベースに独自マニュアルを作成しました。

最重要箇所は丸々追加した「夜間に目視外飛行(補助者あり)を行う際の体制 」です。

ここには全20項目を列挙しまさに安全対策のオンパレードとなりました。

独自マニュアル

3-5 夜間に目視外飛行(補助者あり)を行う際の体制

(1) フェールセーフ機能
(2) モーターの回転を即時停止できる機能
(3) 事前確認
(4) 試験飛行
(5) 異常の有無を把握し、その記録を保管
(6) 危機回避機能
(7) 不時着し、沈没した場合
(8) 補助者の義務
(9) 補助者の業務
(10) 夜間時、離発着場所の処置
(11) 飛行経路下一帯の安全体制
(12) 補助者配置場所の記録保管・管理
(13) 機の位置及び異常の有無を常時モニター
(14) 機体の灯火(LED)確認
(15) 自動操縦システム
(16) 夜間飛行の能力
(17) 夜間飛行の訓練
(18) 補助者配置と役割
(19) 遠隔操作の能力
(20) 夜間・目視外体制への準拠

おわり

 

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