利尻礼文サロベツ国立公園でドローンが止まる理由:矢野事務所

 

利尻礼文サロベツ国立公園(北海道)では自然公園法に基づきドローン規制があります。

行政書士として確認すべき要点を簡潔にまとめています。

この場所で事故にならずに運航できるかは、条件によって変わります。

飛行条件を確認する

公園地図

利尻礼文サロベツ国立公園地図

基本構造(この公園の特徴)

本公園は「固有の一律禁止」ではなく、以下のように地域ごとに止まる理由が異なるのが特徴です。

・礼文島:自治体ルールで強く制限
・サロベツ湿原:自然保護(野生生物)で制限
・利尻島:空港周辺空域で制限

このため「飛ばせるか」ではなく場所ごとの停止条件を分解して確認することが必要です。

礼文島の規制(最も厳しい)

礼文島ドローンルール

●空港周辺・自衛隊施設・民家上空は飛行禁止
●高度150m未満・目視内
●道路からの離着陸禁止
●夜間飛行禁止
●第三者30m以上確保
●人が多い場所での飛行禁止
●歩道外立入禁止(落下時も回収不可)

礼文島は自治体・環境省・林野庁などが関与した地域一体の規制構造になっており、実務上は最も難易度が高いエリアです。

礼文島ドローン飛行ルール

サロベツ湿原(野生生物で止まる)

木道周辺ではドローン使用は禁止されています。

理由は明確で、
野生生物(特に野鳥)への影響です。

ポイント

●湿原=回収困難
●野生生物への影響大
●私的利用は不可

利尻島(航空法で止まる)

利尻空港周辺は空港周辺空域に該当します。

つまり
・航空法の許可がなければ飛行不可

さらに実務上は

・空港管理者との事前調整が必要

問い合わせ先

利尻空港管理事務所
TEL:0163-82-1269

環境省所管地の連絡

環境省所管地上空を飛行する場合は、事前連絡が必要です。

連絡先

稚内自然保護官事務所
TEL:0162-33-1100

国有林の入林届

全国共通ですが、

・国有林に入る場合は入林届が必要です

北海道森林管理局:入林手続

まとめ(行政書士視点)

この公園は「一律禁止ではない」ため誤解されやすいですが、

実務上は

・礼文=自治体規制で止まる
・湿原=自然保護で止まる
・利尻=航空法で止まる

多層的に止まる構造</strongです。

つまり
・「どこで止まるか」を先に設計しないと成立しません。

-

◆ドローン運航は「事後説明」を前提に設計する◆

許可があっても、現場で止まる案件は少なくありません

ドローン運航は「許可が取れるか」ではなく、現場で最後まで成立するかで判断する必要があります。

  • 第三者管理は維持できますか?
  • 監視体制は機能しますか?
  • 中止判断は定義されていますか?
  • 関係者への説明は通りますか?

これらが整理されていない案件は、許可があっても現場で止まります。

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