北海道の廃線跡地とドローンレベル4:包括申請の矢野事務所

レベル4・ドローン物流に「廃線」活用の可能性

 

社会実装の「到達点」として期待されるレベル4飛行は、高難度の飛行技術が要求されます。

その技術は一体どこで養成・開発していくのでしょうか。

そのフィールドの一つとして、鉄道の「廃線跡地」を考えてみました。

注:以下に紹介する「廃止路線名」は現在の再利用状況等は踏まえず廃線化の歴史のみを示すものです。

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北海道の主な廃線事例

歌志内線
起点終点: 砂川駅↔ 歌志内駅・駅数:7駅・廃止:1988年4月・所有者:JR北海道・運営者:JR北海道
路線距離14.5 km・軌間: 1,067mm・線路数:単線


歌志内線の詳細

焼山 - 歌志内は廃線跡がサイクリングロードとして整備されている。

出典:Wikipedia

江差線

起点終点: 五稜郭駅↔ 江差駅・駅数:21駅・廃止: 2014年5月(木古内 - 江差間)2016年3月(五稜郭 - 木古内間)・所有者:JR 北海道・運営者:JR 北海道・路線距離:79.9km・軌間: 1,067mm・線路数:単線


江差線の詳細         

札沼線

起点終点: 桑園駅↔ 北海道医療大学駅・駅数: 14駅・廃止: 1972年6月・所有・運営者:JR 北海道・路線距離: 28.9 km・軌間: 1,067mm・線路数: 単線(下記以外)複線(八軒駅 - あいの里教育大駅間)


札沼線の詳細


新十津川駅 - 石狩沼田駅間

廃線後、線路跡は農地整備等の区画整理によってほとんど痕跡を留めておらず、わずかに一部の駅の周辺に面影を偲ぶのみとなっている。

北海道医療大学駅 - 新十津川駅間
廃止日の2020年5月7日未明に、北海道医療大学駅 - 新十津川駅に設置されていた駅名標が撤去された。また、一部の駅では駅舎に掲げていた駅名板も撤去された。鉄道用地・設備は用地の測量、鉄道施設の調査、撤去に要する費用を確定する作業を行い、JR北海道が財産譲渡について国土交通省の許可を得たのち、土地の無償譲渡が行われる。土地の譲渡には数年間を要する。

新十津川町では無償譲渡が行われ、町が2020年度から3年間かけ、踏切撤去工事などを実施している。

浦臼町では、晩生内駅で大雪により駅舎の柱が折れるなどの事象が発生したため、倒壊の危険があるとして2021年5月末からJR北海道によって解体されることになった。

月形町ではJR北海道により踏切改良工事が行われるほか、無償譲渡後に町が線路などの撤去、用地の形状変更、鉄道用地の現状保存もしくは撤去を進める予定。

跡地については廃線跡の活用をめざす市民団体「レールネット北海道」が、旧美幸線のトロッコ王国美深をモデルとした廃線跡でのトロッコ運行を構想している。

出典:Wikipedia

標津線
起点: 標茶駅(本線)・中標津駅(支線)・終点: 根室標津駅(本線)
厚床駅(支線)・駅数: 19駅・廃止: 1989年4月・所有者:JR 北海道・運営者:JR 北海道・路線距離:69.4 km・軌間: 1,067 mm・線路数:単線


標津線の詳細

深名線
起点終点: 深川駅↔ 名寄駅・駅数:21駅・廃止: 1995年9月・所有者:JR 北海道・運営者:JR 北海道
路線距離: 121.8km・軌間: 1,067mm・線路数:単線


深名線の詳細

 

田畑や道路用地に転用された一部の区間を除き、2021年現在でも築堤や線路跡が残されている箇所が、多々存在している。

幌加内駅の駅舎は鉄道廃止後もバス待合室として利用されていたが、不審火により焼失し、その後国道上の幌加内交流プラザにバス停留所が設置された。2006年時点では、政和駅の駅舎がそば屋の店舗として使用されている。

雨竜川にかかる第3雨竜川橋梁は保存されることになったが、年間900万円の維持費がかかるという。

出典:Wikipedia

 

石勝線
起点終点: 南千歳駅↔ 新得駅・駅数:8駅・廃止: 1981年7月(紅葉山 - 登川間)2019年4月(夕張 - 新夕張間)・所有、運営者:JR北海道
路線距離:132.4 km・軌間: 1,067 mm・線路数:単線


石勝線の詳細

天北線
起点終点: 音威子府駅↔ 南稚内駅・駅数: 30駅・廃止:1989年5月・
所有、運営者:JR 北海道・路線距離:148.9km・軌間: 1,067mm・
線路数:単線


天北線の詳細


北オホーツクサイクリングロード
浜頓別 - 猿払の路盤跡、延長21.3㎞が自転車道として舗装されたもの。しかし、鉄道橋を転用した橋の老朽化が進んでいることに加え、ヒグマが出没するようになり、浜頓別町のクッチャロ大橋以北と猿払村内全域で長期通行止めとなっている。
                       出典:Wikipedia

 

名寄本線

起点: 名寄駅(本線)中湧別駅(支線) 終点 :遠軽駅(本線)湧別駅(支線)・駅数:40駅・廃止: 1916年11月(湧別線)、1921年10月5日(名寄線)・所有、運営者:JR 北海道・路線距離:138.1 km・軌間: 1,067mm・線路数:単線


名寄本線の詳細

日高本線
起点終点: 苫小牧駅↔ 鵡川駅・駅数4駅・廃止: 2021年4月(鵡川駅 - 様似駅間)・所有、運営者:JR 北海道
路線距離:30.5 km・軌間: 1,067 mm・線路数:単線


日高本線の詳細

 

日高町では、町内5駅の活用案を町民から募集し、日高門別駅を地域の観光拠点として活用することとなった。ホームや線路約600mも保存する見通しで、駅舎と合わせてJR北海道に無償貸付けを申請している。

新冠町では、オープンから22年が経過した道の駅サラブレッドロード新冠のリニューアルにおいて廃線跡地を活用するなど、鉄道用地の利活用を行う方針である。

浦河町では、廃線跡地の活用に向けて町民からアイデアを募集し、駅舎の道の駅化、トロッコ列車運行など約20件が寄せられた。民間では沿線住民有志が2020年(令和2年)12月、「日高線廃止後の鉄路の活用を考える会」を発足させ、イベントや観光への活用を検討している。

廃線をテーマに2019年12月から撮影が始まったドキュメンタリー映画『日高線と生きる』(監督:稲塚秀孝)が制作され、2021年10月23日から苫小牧市や札幌市で上映された。

出典:Wikipedia

幌内線
起点: 岩見沢駅(本線)三笠駅(支線)終点:幌内駅(本線)幾春別駅(支線)・駅数:7駅・廃止: 1987年7月・所有、運営者:JR 北海道
路線距離:13.6 km(岩見沢 - 幌内間)、7.2 km(三笠 - 幾春別間)・
軌間: 1,067mm・線路数:単線


幌内線の詳細

松前線

起点終点:木古内駅↔松前駅・駅数: 12駅・廃止: 1988年2月・所有、運営者:JR 北海道・路線距離: 50.8 km・軌間: 1,067mm・線路数:単線


松前線の詳細

留萌本線

起点終点: 深川駅↔ 石狩沼田駅・駅数:5駅・廃止: 2016年12月5日(留萌駅 - 増毛駅間)、2023年4月1日(石狩沼田駅 - 留萌駅間)・所有、運営者:JR 北海道・路線距離:14.4km・軌間: 1,067mm・線路数:単線


留萌本線の詳細

釧路開発埠頭西港線

起点終点:新富士駅↔西港駅・駅数:2駅・廃止: 1999年9月・所有者: 釧路開発埠頭・路線距離:1.7km・軌間: 1,067mm・線路数:単線


釧路開発埠頭西港線の詳細

太平洋石炭販売輸送臨港線
起点終点: 春採駅↔ 知人駅・駅数:2駅・廃止: 2019年6月・所有、運営者: 太平洋石炭販売輸送
路線距離: 4.0 km・軌間: 1,067 mm・線路数:単線


太平洋石炭販売輸送臨港線の詳細

 

2020年5月時点で線路は撤去済みであるが、地元有志が踏切の廃材や写真などの資料、運行母体の新太平洋商事が旧春採駅で保管している車両(機関車4両、貨車28両)を産業遺産として観光などに活用することをめざしていた。しかしその後、一旦は中古の鉄道車両を扱う業者と売却契約が結ばれたものの、COVID-19流行の影響による輸送費の高騰などで契約が解消され、鉄道愛好家団体による保存も維持費の捻出などが困難とされ、2022年10月から解体される事となった。

出典:Wikipedia

苫小牧港開発株式会社線
起点終点:新苫小牧駅↔石油埠頭駅・駅数:5駅・廃止:2001年3月・所有、運営者:苫小牧港開発株式会
路線距離:10.2km・軌間:1,067mm・線路数:単線


苫小牧港開発株式会社線の詳細

北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道
起点終点:沼ノ沢駅↔真谷地駅・駅数:4駅・廃止: 1987年10月・所有、運営者:北海道炭礦汽船
路線距離: 4.4 km・軌間: 1,067 mm・線路数:単線


北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道の詳細

北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線
起点終点: 池田駅↔ 北見駅・駅数:33駅・廃止: 2006年4月・所有、運営者: 北海道ちほく高原鉄道
路線距離: 140.0 km・軌間:1,067mm・線路数:単線


北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線の詳細

 

旧陸別駅周辺は、「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」として約1kmにわたって整備されている。旧川上駅までの9.8kmを整備する予定だった[38]が、維持費の捻出が難しいため当面の間は予定より短距離にとどめられた。ただし、今後延伸する可能性は残しており川上駅までの区間で保線車両を用いた試験運行を実施している。廃止からちょうど2年を迎えた2008年(平成20年)4月20日より営業が開始され、ふるさと銀河線で使用されていた気動車の乗車体験や運転体験をすることができる。

2017年の営業期間は、4月22日から10月29日(火曜日・水曜日は定休日)で、営業日によって来場者の体験できるメニューが異なり、体験メニューによっては予約が必要な場合がある。

出典:Wikipedia

三井芦別鉄道
起点終点:芦別駅↔頼城駅・駅数: 12駅・廃止: 1989年3月・所有、運営者:三井芦別鉄道
路線距離:9.1 km・軌間: 1,067mm・線路数:単線


三井芦別鉄道の詳細

 

かつての入山駅 - 中の丘駅間に架かる炭山川橋梁に、ディーゼル機関車DD501と石炭貨車セキ3000が保存展示されている。過去には定期的に塗り直しており、冬季は鉄橋から地上区間に移動のうえで保管していたが、2019年時点では行われておらず車両は劣化している。芦別駅から、空知交通バス(北海道中央バス芦別営業所廃止代替バス)頼城線に乗車、西芦6丁目バス停下車徒歩5分。

炭山川橋梁自体も、2009年(平成21年)1月22日に国の登録有形文化財に登録された。

出典:Wikipedia

三菱石炭鉱業大夕張鉄道線
起点終点:清水沢駅↔大夕張炭山駅・駅数: 8駅・廃止: 1987年7月・所有者: 三菱石炭鉱業
路線距離: 17.2km・軌間: 1,067mm・線路数:単線


三菱石炭鉱業大夕張鉄道線の詳細

 

1987年に廃止され、廃止後長期間を経ているため沿線の変化は激しい。国道452号の防災工事や夕張シューパロダムの建設に伴い鉄道の痕跡は消滅しつつある。清水沢駅構外の大夕張炭山駅方にあった転車台跡にはシューパロダム建設に伴い大夕張地区(鹿島)から移転した住民のために集合住宅が建設されている。清水沢・遠幌間にあった葡萄山トンネルも国道の防災工事により消滅した。

遠幌駅舎も既に無く、駅前には北炭遠幌炭鉱の事務所であった建物が残るだけである。遠幌・南大夕張間の遠幌加別川橋梁も橋台・橋脚とも綺麗に撤去されており、遠幌駅の構外側線扱いだった北菱岐線には、石炭積込のポケット(ホッパー)の基礎が残っている。

南大夕張駅跡には三菱大夕張鉄道保存会により客車や石炭貨車などの鉄道車両が保存されている。これらは2001年に「空知の炭鉱関連施設と生活文化」として北海道遺産として指定されたのに加え、2007年11月30日には経済産業省より近代化産業遺産として認定された。

2014年3月4日から夕張シューパロダムの試験湛水開始により南大夕張以北、大夕張(鹿島)地区の廃線跡の大半は水没した。南大夕張以北の廃線跡に並行する国道は2011年12月に新道に切替えられ、旧道はダム工事の専用道路として利用されていたがこれも水没している。以下は水没前の状況である。青葉トンネルはシューパロダム堤体建設に伴い、国道迂回路となり拡幅使用されたが、大夕張ダム管理事務所横には崩落覆いが当時のまま残っていた。シューパロ湖駅跡も階段と土台が残っていたが、明石町駅跡前後には比較的鉄道の痕跡が多く残っていた。清水沢駅方には明石沢(8号)橋梁、大夕張炭山駅方には旭沢 (5号) 橋梁が残り、明石町駅跡にもホームへの連絡地下道の跡が残っていた。

千年町駅以北の廃線跡は水没を免れている。住民が集団移転した大夕張地区(鹿島)にはダム工事のプラントが設けられたが、千年町駅跡の痕跡もない。大夕張駅跡もコンクリートの基礎が確認出来る。大夕張炭山駅跡も背後に残るずり山の存在が、かつてここに炭鉱があったことを伝える。

2020年9月6日には、ダムの水位の低下により地上に姿を現した旭沢橋梁、明石町駅ホーム等の線路跡や大夕張地区の街の跡などを見学するイベントが開催され、約1,600人が訪れた。

出典:Wikipedia

 

出典:Wikipedia「日本の廃止鉄道路線一覧」

廃線跡地の持つ可能性

これからも日本の鉄道にとって廃線化の道は避けて通れないでしょう。

無理な妄想は控えるべきですが、空の産業革命と期待される「ドローン」という利器を廃線跡地利用の選択肢として活用できないものでしょうか。

以下に考えてみました。

レベル4につながる飛行環境

レベル4を分かりやすく言えば「人がいる地帯の上空で補助者なしでモニターを見ながら飛行させる」という飛行法です。

一般に広く行われている「下に人がいない場所の上空を、機体の操縦者が直接目視しながら、安全管理する補助者を伴って飛ばす」、、、という方法とは、その危険性や難度は比較にならないほど高くなる飛行です。

廃線の軌道上は人の少ない場所ではありますが、部分的にははいつでも人が立ち入ることは可能で、有人地帯にもなり得ます。

そのような廃線跡地で、補助者を配置せず飛行させれば、人の立入を防ぐことは困難となり事実上「立入管理措置を行わない」(つまり、人が自由に出入りする)飛行となります。

この点がレベル4の要件に適合します。

人の肉眼から遠く離れて線路の軌道上を飛んでいくドローンは、モニターに映る画像や飛行のリアルデータで機体を追いかけ、飛行を制御していくしかありません。

このように、廃線跡地は「有人地帯・目視外・補助者(立入管理措置)なし」というレベル4の要素が内在した飛行環境と言えます。

緩やかなカーブ・直線的な飛行

そんな廃線跡地を再利用の観点からとらえると、様々な利点が見えてきます。

廃線となった鉄道の軌道は、長い距離をつなぐ道路や高速道路と同様に、緩やかなカーブを伴う地形にそってまっすぐに伸びています。

上空には建物や電信柱などの障害物が少なく空間が広く開けており、直下の交通渋滞も無く工事なども少ないため、より高速で安全に移動できるという利点があります。

レベル4の練習フィールドとして適した環境の一つと言えるのではないでしょうか。

荷物の受渡し場所へのアクセス

練習の場にとどまらず、ドローン輸送の社会実装の面でメリットを考えると、ドローンは地上を走る車やトラックと比べて、直線的に進むことができるため、軌道に沿って荷物の受け渡し場所を設置しておけば、受取手にとってはアクセスすることが容易になるでしょう。

この点からも、ドローンにとって「廃線跡地の利用」の持つポテンシャルは飛行練習の場としてだけでなく、それ自体がドローン輸送の飛行経路として可能性があると言えないでしょうか。

より効率的で環境にも優しい飛行が期待できる廃線跡地での飛行は、ドローンによる「輸送・宅配」を実現できる可能性も併存していると考えられるでしょう。

廃線の再利用課題を解決

「廃線跡地の再利用」は鉄道会社や地方自治体が模索している社会的な課題となっています。

2020年、豊田市と愛知県は、名鉄三河線廃線跡の一部区間をドローンの専用空路に見立て、地元小売店から地域住民への商品配送を想定した実証実験を行いました。

また、名鉄グループは荷物の配達など輸送、分野でのドローン活用に注目し、ドローン配送の実証実験に積極的に取り組んでいます。

将来的には更に廃線を利用した配送網の構築を目指すことも考えられ、更にこれらに飛行訓練場としての可能性も含めれば、再利用事業に一筋の光が見えてきます。

過疎化対策の可能性も

鉄道が廃線となる原因は、乗客の少なさ・・・つまり鉄道周辺地域の過疎化にあります。

廃線化されれば、その不便さから周辺人口は益々減少していき、更に過疎化は進みます。

そうなれば暮らしを支える商業インフラも少なくなり、生活物資や薬品等緊急の輸送ニーズは高まっていくでしょう。

もともと都市部や郊外地域を結ぶ役割を果たしていた鉄道の軌道を輸送ドローンの飛行経路として転用すれば、地域間の荷物の配送がスムーズになり、人々の生活を改善することができます。

ラストワンマイル問題の解決手段や過疎化対策にもなり得るのではないでしょうか。

山積する問題・課題

期待が膨らむ廃線跡地利用ですが、しかし、ドローンを鉄道の軌道上で飛行させるためには多くの課題があります。

空域・遠隔操作・ルート

空域管理の問題

鉄道の廃線上空は、現在は航空法によって管理されていません。

ドローンが上空を飛行するためには、適切な空域管理が必要となります。

ドローンの安全性

ドローンが鉄道の廃線上空を飛行する場合、地上に人がいないかどうか、障害物がないかどうか、十分に確認する必要があります。

また、万が一ドローンが墜落した場合の被害を最小限に抑えるための対策も必要です。

ドローンの遠隔操作

鉄道の廃線上空を飛行するドローンは、遠隔操作によって操縦されることとなります。

遠隔操作の安定性や通信の問題が発生した場合、ドローンの操作が困難になる可能性があります。

また、地上の電波状況に影響される可能性もあります。

飛行ルートの設計

安全かつ効率的なルートを設計する必要があります。

また、ドローンの飛行地上がの施設や住民の生活に影響を与えないようにすることも必要です。

天候・電力・機体そして法律

天候条件の影響

天候条件によって飛行できなくなるのがドローンです。

風が強い場合や雨が降る場合など、飛行可能な環境であるかどうかを常に確認する必要があります。

電力の確保

長時間の飛行、荷物の重量に堪え得る電力を確保するためには、適切なバッテリーの使用や、充電設備の整備などが必要です。

機体の信頼性

高度に信頼性の高い機体が必要です。

特に、遠隔操作で操縦されるドローンの場合、通信エラーやバッテリー切れなどによる機体の停止は大きなリスクとなります。

法律上の問題

鉄道の廃線跡地上空を飛行するドローンは、法律上の規制が必要です。

例えば、航空法に基づく運用規則や、個人情報保護法に基づくプライバシー保護などがあります。

規制を遵守しながら運用する必要があります。

採算性・事業性

このように、解決しなければならない課題は山積しています。

諸課題の解決にはシステムや軌道上の設備等、様々な設備投資は避けて通れないでしょう。

  • 軌道の状態を確認するための監視カメラや障害物を検知するためのセンサー
  • 飛行ルートでの安全な高度や速度や方向を制御するシステム
  • 安全な位置を維持するためのGPSシステム
  • 十分な電力や安定した通信を確保するシステム
  • 安全な着着陸を行うための場所や運航管理要員、、、etc

これらの投資や費用を回収し得るほどの収益が期待できるものなのかどうか、官民ともに知恵の出しどころと言えます。

全国廃線地図

参考記事:ドローン宅配いつから?ラストワンマイル問題

【場所別】北海道のドローン規制

北海道の飛ばせる場所と規制

北海道のドローン禁止条例

北海道の小型無人機禁止法

北海道のダムで飛ばす

北海道の空港周辺を飛ばす

北海道のdidを飛ばす

北海道の河川で飛ばす

北海道の文化財(31)を空撮

北海道の「港」で飛ばす

北海道の海で飛ばす

北海道の観光地で飛ばす

北海道の山で飛ばす

北海道の灯台で飛ばす

阿寒摩周国立公園で飛ばす

釧路湿原国立公園で飛ばす

知床国立公園で飛ばす

支笏洞爺国立公園で飛ばす

大雪山国立公園で飛ばす

利尻礼文サロベツ公園で飛ばす

北海道の廃線跡地とレベル4

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