河川でドローンが飛ばせる場所と規制まとめ:矢野事務所

河川でドローンが飛ばせる場所と規制まとめ:矢野事務所

 

河川敷・河川区域・堤防・湖沼でドローンを飛ばす場合は、河川法・航空法・自治体条例・管理者専用規則など、複数のルールが重なります。

本記事では、川で飛行するときに必ず確認すべき全国共通ルール を行政書士の視点で分かりやすく整理しています。

法人・自治体案件のご担当者さまへ
業務での飛行は「飛ばせるか」だけでなく、飛行可否判断/通報設計/説明整理が必要になる場合があります(個人のご相談も可)。

河川で最初に確認すべき「管理者」

河川は見た目が同じでも、管理者は地域ごとに異なり、
許可取りの手順も大きく変わります。

一級河川(国)

  • 管理者:国土交通省(河川事務所)

  • 特徴:堤防・河川敷の使用に厳格

  • ルールが最も明確

■ 二級河川(県)

  • 管理者:都道府県

  • 特徴:県の土木事務所が管理

  • 「占用許可」「使用許可」が関わることも

■ 準用河川・普通河川(市町村)

  • 管理者:市町村

  • 特徴:自治体条例が強く影響

■ 河川敷を占用・管理している団体

  • 観光協会

  • スポーツ協会

  • NPO・指定管理者

  • 地元団体→ 管理者が自治体以外のことが多い点に注意

河川系は“管理者の違い”が最重要ポイントです。

河川で必要となる許可・承認

川でドローンを飛ばす場合、航空法の許可 に加えて、各管理者の「使用許可」や「占用許可」 が関係することがあります。

航空法】許可が必要なケース

  • 人口集中地区(DID)

  • 150m以上

  • 第三者との距離(30m)

  • 夜間飛行

  • 目視外

  • 物件投下

  • 危険物輸送

【河川管理者】許可・届出が必要なケース

  • 河川敷での離着陸

  • 堤防上での作業

  • 占用にあたる行為

  • イベント利用

  • 観光利用

  • 私物の長時間設置

「飛行」は航空法、「離着陸場所」は河川法で判断されるのがポイントです。

河川で多い違反・トラブル事例

  • 河川敷での無断離着陸(占用に該当)

  • 堤防の防災施設上での飛行

  • バーベキュー客・ランナーとの距離不足

  • 強風による流され(川は風が抜ける)

  • 水辺での墜落・故障

  • 釣り人とのトラブル(糸・ルアーとの事故)

河川敷は広いように見えて、利用者が多い・風が強い・管理者が複雑 という難点があります。

河川で安全に飛行するためのポイント

  1. 川の「管理者」を必ず確認する

  2. 河川敷で離着陸する場合は使用許可を確認

  3. BBQ・釣り客・ランナーが多い地点は避ける

  4. 風速5m/s以上なら中止(川沿いは風が強い)

  5. 墜落時は水没リスクが高いため慎重に判断

川は特に「人との距離」と「管理者許可」でトラブルが起きやすい環境です。

【まとめ】

  • 河川での飛行は、自由な空域ではなく管理対象エリアです。

  • 航空法だけでなく、河川管理者(国・県・市)や条例が関係します。

  • 管理者の許可が必要となるケースが多く、無断での離着陸は認められません。

  • 河川周辺はDIDや高度制限が関係する場合があり、許可なしの飛行は原則できません。

  • 飛行前には、地図で空域を確認し、管理者への確認と安全計画を徹底してください。

河川の飛行ルールまとめ(都道府県別)

▶ 河川の飛行ルールまとめ(都道府県別)
https://drone-nippon.jp/kasen-top/

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